語彙力ってなんだっけ?

基本的に寝ぼけていまzzzzzz

推しが永遠になった日

推しが、いなくなった。

ある日突然。ではなく、

最悪を想定していれば必要以上に傷付かない。

そんな想いで可能性のひとつとして考えていた未来が

現実になった。そんな気持ち。

 

推しが休養してから約9ヶ月。

片時も推しを忘れたことはなかった。

会いたくて会いたくて堪らなかった。

不安で怖くて寂しくて堪らなかった。

そしてなにより心配で堪らなかった。

 

事ある毎に書いていた自己満足の手紙さえ

全く書けなくなっていた。

どんな言葉を紡いでも

追い詰めてしまう気がした。

 

5人の新しい写真が公開される度に

羨ましい気持ちでいっぱいになった。

ブランドとのコラボ企画がある度に

妬ましい気持ちでいっぱいになった。

地上波にグループで出演した時には

何故今なのかと思ってしまった。

 

推しが声を大にして

何度も何度も叫び続けていた

某歌番組や某歌合戦さえも

彼がいない今はどうか出演しないで

と願ってしまった。

 

こんなに大好きなグループなのに

彼が心から大切にしているグループなのに

今はどうか活躍しないで。

これ以上先に進まないで。

と心の片隅で祈っていた。

 

立ち止まる訳にはいかないことも

おかえりとあたたかく迎える場所を

守らねばならないことも

わかっていた。

 

励ましてくれる他推しのオタク達の言葉にさえも

傷付けられることがあった。

ポジティブを強要する世界が

心から憎かった。

一喜百憂してしまう自分が

とてつもなく醜く思えて苦しかった。

 

それでも幾度となく会場に赴いたのは

彼が愛しているグループを

私も心から愛しているから。

例え最後のひとりになろうとも

黄色の明かりを灯し続けたかったから。

例え届かないとしても

彼の名前を叫びたかったから。

綺麗事でも何でもなく

ただのオタクのただの意地だった。

どんな言葉を紡げばいいのかわからない

ただのオタクの心からの叫びだった。

言葉にするのがとても怖くて

伝えることができなかった、

会いたい 寂しい 無理しないで

ずっと待ってるから だいすき を

形にできる唯一の方法だったから。

ただのオタクのただのエゴだった。

 

芸能人とファンとの間には

どれだけ踠いても超えられない壁がある。

そんな壁さえも壊してくれた。

誰よりもファンのことを考え

誰よりもファンを理解しようとし

誰よりもファンに寄り添ってくれた

誰よりも優しい、否、優しすぎる彼が

本当に大切だった。

大事なステージに立つ時に

ファンのことがよく見えるように

前髪を切りすぎてしまう彼が

堪らなく愛おしかった。

 

彼が見せてくれた景色は

いつだって見たことのない景色ばかりで

どの瞬間を切り取っても輝いていた。

 

彼がいたから出会えた人が沢山いる。

彼が繋いでくれた絆が沢山ある。

 

永遠なんてないと学んだはずなのに

それでも永遠を信じたくなった。

 

いつだって全身全霊全速力だった彼から

貰った愛はとてつもなく大きかった。

窒息しそうなほどの愛だった。

 

彼は私の殆どを知っていた。

私の名前は知らないけれど

いつだって私の想いを理解していたと思う。

いつだって寄り添ってくれて

いつだって欲しい言葉をくれた。

 

私は彼のことをどれだけ知っていたのだろう。

彼の名前は知っているけれど

彼の想いを理解できていただろうか。

ほんの少しでも力になれていただろうか。

 

何年経っても胸を張って言える。

私は彼を心から愛している。

彼を推すと決めたことが人生最良の選択だと。

 

好きにならなければ良かったなんて

一瞬たりとも思わない。

彼を初めて知ったその瞬間に戻れたとして

彼がいなくなる未来を知っていても

私はきっと彼を推すのだろう。

 

彼を推している時間を振り返っても

後悔は一切ない。

彼が全力であったように

きっと私も全力だったのだと思う。

 

推しが、いなくなった。

このまま時が流れて

私さえも気付かないうちに

推しと刻んだ時間がひとかけらずつ

零れ落ちて行く。

ひとかけらも失くしたくなんかないけれど

きっと少しずつ忘れてゆく。

それでも

表舞台からいなくなろうとも

思い出せなくなったとしても

彼は今までどおり

どんな時でも寄り添ってくれるのだろう。

どんな時でも幸せな気持ちをくれるのだ。

偶々乗った電車が6号車だった時

黄色が目に飛び込んできた時

ふわりと焼きたてのパンの匂いがした時

野良猫と戯れた時

前髪を切りすぎた時

毎年9月を迎えた時

12月24日

私はきっと思い出す。

私を構成する何かとして

確かに私の中に残っているのだ。

彼は今日、永遠になった。

 

どうか謝らないで欲しい。

自分を責めないで欲しい。

どんな時も真っ直ぐで

振り切った限界を何度も乗り越えてくれた

彼の轍は全員わかっているから。

自分を認めて褒めて欲しい。

轍は消えずにいつまでも残るから。

 

これまでたくさんのことを犠牲にして

休むことなく駆け抜けてきて彼が

自分のことは二の次三の次で

他人を愛してきた彼が

これからの人生幸せでありますように。

今まで以上に沢山の人から愛されますように。

彼自身を愛せますように。

彼自身が、彼の大切な人達すべてが

幸せでありますように。

 

 

 

 

 

超特急6号車元気担当ユースケ

彼は確かに私の世界に存在している。

福田佑亮

私の世界の新しいピース。